ファイアウォールは日本語に訳すと『防火壁』などとなります。実際の火からスマホやPCを守ってくれるわけではありません。この火にあたるのは、ネット上の不正アクセスやウイルスなどです。映画やドラマ、漫画などを見ていると「ファイアウォールを突破された」というセリフを聞くことがありますが、これはサイバー攻撃を受けてパソコン・スマホなどの端末が危険にさらされているという意味です。
ファイアウォールには大きく分けて2種類あります。それは、個人のパソコンなどを守るタイプのものと、企業や家庭のネットワーク全体を保護するタイプのものです。前者のタイプは個人のパソコンにソフトを導入します。後者のタイプのものは、社内のLANと外部ネットワークの間に設置します。
その役割は、外部からの不正なアクセスを遮断するというものです。個人が所有しているスマホなどのモバイル端末もサイバー攻撃の危険にさらされることがあります。ファイアーウォールを導入しておけば、危険と判断されたパケットを素早く遮断したり許可したパケットだけを通過させたりすることができます。パソコンにはデフォルトでこの機能が導入されていることが多いですが、スマホなどのモバイル端末の場合には残念ながら現在は標準搭載されていないそうです。
個人のスマホなどにファイアウォールを導入したい場合、自分で設定をいじる必要があります。しかし、勝手に設定をいじると保証の対象外になってしまうケースもあり、素人にとってはハードルが高いというのが現状です。